■「あなたが生きていることが愛なのです」 警察庁の平成21年中の交通事故死者数についての統計によると、飲酒運転による交通事故も10年前の約4分の1にまで減少したと言っていますが、一方では、死亡事故率は飲酒なしの8.7倍で、酒酔い運転に至っては31.9倍と高く、飲酒運転による交通事故が死亡事故につながる危険性の高いことを示していると、警告しています。
飲酒死亡事故件数は292件。24時間以内に死亡が確認された数字です。300人に近い人々が365日間に飲酒運転の犠牲であっという間に命を失っているのです。この中には運転当事者も含まれていますが、飲酒運転のドライバーは死なずに、そばの道を歩いていただけなのに、あるいは対向車線を走っていただけなのに、命を落とした人がいるのです。
人ひとりの死は多くの友人や遺族に深い傷跡を残していきます。
■「講師派遣制度」
2002年にMADD JAPANを発足し、2003年2月にNPO法人の資格を取得してしてから「飲酒運転根絶と意識を変えハートを通して繋がっていく」を軸に活動してまいりました。
突然雷のように襲われる身近な人の死に対するメンタル面のケアや周りにいる人達がそんなときどう対処すればよいのか?という具体的な対処法、その他に飲酒運転を減らす為に飲酒時にエンジンのかからない車としてインターロックの導入を企業法人や学校、警察機関、医療などの専門家の皆様、地域の皆様への講演、講義、授業、デモンストレーションを通して進めてまいりましたが、マッドジャパンの活動をより「広めて持続、進化しながら深化もしていくプロジェクト」として新たに講師派遣制度 を2010年3月よりスタートしました。
●研修会・講演会の時間:40分〜90分を標準とします。
●交通費、宿泊代、テキスト代は別途いただきます。
●企業・酒類提供者への研修 費用100,000円〜
●学校教育(小・中・高・大)費用50,000円〜
●警察・医療・救急救命士・教習所等専門科への教育 費用84,000円〜
●刑務所・少年院 費用32,000円〜
※官公庁・公益法人(学校・園を含む)・非営利団体からの研修依頼に関しましては、相談に応じます。
依頼、問い合わせは、マッドジャパン本部事務局までお電話でお願いいたします。詳細はコチラからご欄ください。
■「死を通しての気づきと再生」
先月、交通事故で生徒が亡くなってしまった高校で、MADDJAPANの理事長と共にデザイン面で関わっていることもあり、全校生徒へ向けて講演をさせていただきました。
人はいつか死を迎えるものではありますが、10代の早すぎる死に対するショックと先生方の生徒の気持ちをさかなでることなく穏便にすませたいという配慮も感じられた若干緊張感のある雰囲気に少し違和感を感じながら、拙い言葉ではありますが、アートディレクターとしての「痛みや思いを和らげる為の希望の方向へのデザインの役割や可能性、挑戦」についてなど、私が制作したデザインを見ていただきながら話しをさせていただきました。
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