■2年前の辞令に引き続き、千葉県から「交通安全教育推進員」に任命されました。
母が亡くなった2011年からの継続になりますが、アートディレクター、グラフィックデザイナーとしての仕事、そこでは補いきれないことを美術作品として制作をすることを重要なことと考えながら、その合間に妹や両親を亡くした私ができることとして、飲酒運転の危険性を起点に「生命の大切さ」について講演やワークショップを、至らないことが多くありますが継続してきました。
今後も、千葉県に関わらず、無料ということはできませんが、代表として呼んでいただけました際は、心を込めて、原発や貧困によって変わり続けている社会状況を踏まえて講演や授業、ワークショップに取り組ませていただきます。
私がおこなっている講演、授業、ワークショップは文科省教育推薦プログラムに登録されています。文科省のホームページから内容をご覧いただけます。登録されている住所の変更がすんでいませんが、下記リンク先よりご覧ください。
→ 文部科学省推薦教育
そのほか、グラフィックデザイナーとしてのご挨拶は下記リンク先よりご覧ください。
→ iida megumi's text archives
宜しくお願い致します。
■2013. 10. 21、「飲酒運転はなぜ止まらないのか?被害者と加害者の行方」
株式会社ホンダ四輪販売甲信 本社 HondaCars山梨 / HondaCars 松本中央からの依頼で、NPO MADD JAPANの代表として「飲酒運転はなぜ止まらないのか?被害者と加害者の行方」60分〜70分の講演を、250名の本田技研社員へ向けて、講演をしてきました。
それぞれに、実現していきたいことがあり、その時点で直面したトラブルを誤摩化さず、丁寧に向き合っていくことの重要性について話をしました。
「本当に聞けてよかったです。これからの方向性の起点になりました」という感想をいただきました。このような感想とともに、下を向いて考えていた様子を見かけることで、思考していく、制作へ反映させていくきっかけとなりました。ありがとうございました。
下記が、講演内容になります。
◉ グラフィックデザイナー、アートディレクターのしごと、時々おこなっているアートとしての制作と展示
◉ 度を超えて飲酒をし続けることでの影響(具体例:社会環境、会社や家族への)
• 身体と脳への影響(具体例:肝臓、脳、思考)
• 飲酒を通して成人前までの「命を守るプログラム」
• 刑務所や少年院でおこなっている「受刑者プログラム」
◉ 飲酒運転による交通事故死の国際比較
◉ 事故の裏側にある数字のカウントではない「悲しみ」
◉ 心理と精神の方向性と飲酒の影響
•ストレスと怒り「感情のコントロール」
• 表面的ではない、本来のコミュニケーションの重要性
◉ 被害者の状況
• 事故死によって大切な人を失ってしまった人たちの過去と現在
• つくり手(アーティスト、作家、音楽家)が、大切な人を失ってしまったことをきっかけとした制作、方向
◉ 加害者の状況
• 飲酒運転によって起こしてしまった事故直後の様子と被害者との関係
■9月1日、水野教授とナラティブ考察ワークショップをしました。
臨床人間学の観点からナラティブについて研究をされている水野教授(麗澤大学名誉教授)と対談形式のワークショップにて、デモンストレーションをおこないました。
人生や記憶を考えるための思考とその先のテーマについて、心理学や哲学を交えながら、私も書かせていただきました書籍、少しではありましたが民俗学者の柳田國男さんに感銘を受けたことなどが話題の中心となりました。
集中力を持って、人生を構築していくことや、実現していくための集中力、それと共に、友人や家族の存在の大きさについて、考えるひとときでもありました。
その後に食事をしながら、会社も数年で辞めてしまい継続ができません。どうすればいいでしょうという質問がありました。私なりに、できる限り答えながら、切り捨ててはいけない本来の社会の意味を考える時間でもありました。
■6月、新日鐵株式会社社員研修にて6回講演「考える+動く=?!」をしていました。
今年も各回100名弱へ向けて、後藤さんとの繋がりを通じて講演をさせていただくことができました。
4月から始まり6月までの6回講演の最後の講演は、昨年度もお話しいただきました岩崎さん(飲酒運転の交通事故で息子を亡くされています)の10数年に及ぶ、怒りとも悲しみとも表現し難い喪失感について、話していただきました。
そのほかに、前半では、私が描き、多摩美術大学で発表した作品について「なぜ描くのか」ということ、中原中也(詩人、1907年-1937年:息子を亡くされた翌年に死去)の息子を思い書いた詩、塚本敏雄(現代詩人)「死んだ教師に」を例に出し、喪失感とその先について話をさせていただきました。
震災後の人の意識が、やはり大きく変わっているということを感じながら、退屈させてしまっていたかもしれない、または集中できがたい話だったのではという反省と修正を、できる限りしながら、6回の講演を終えました。
こちらが、2002年に立ち上げましたデザイン会社になります。
■4月から6月まで、新日鐵株式会社社員研修にて6回講演「考える+動く=?!」をしています。
今年も各回100名弱へ向けて、後藤さんとの繋がりを通じて講演をさせていただくことができました。
4月末までで、3回の講演を終えました。昨年、水野教授編集で発売され、私も書かせていただいています書籍もテキストとして、下記の内容で講演をしています。
●「NPO法人MADD JAPANができるまで」
●「飲酒からの影響と飲酒運転の危険性、飲酒運転に対する各国の取り組み」
●「痛みを切り捨てないための、本来の繋がりとコミュニケーション」
●「MADD JAPA北海道支部 鈴木由紀さんの経験と演奏」 (2回目のみ)
●「病死、事故死、自死により、大切な人を亡くされた方々、それぞれのその後と再生」
●「私が制作したもの、著名な作家それぞれの喪失感と死生観からの表現」
質問、感想をありがとうございました。「コミュニケーションの助け合いを起点に何が大切なものと思ってますか?」という質問をいただきました。「私は、デザイナー以外の職に就いたことがありませんのでアイデアやコンセプト、作ることの先にいる方々へ届くものを大切なものの一つとして考えています」と返答しました。
聞けて良かったと、言っていただき感謝と共に、また次回へ活かせるように努力していきます。
■4月11日、韓国から取材を受けました。
サムスンの首席研究員 張さんと韓国の新聞紙の国際デスク記者 リーさんから、日本の飲酒運転の現状や私がおこなっている活動について、取材を受けました。
韓国でおこなわれる講演で録画されましたビデオや、取材内容が流されるとのことです。
飯田は、お酒が遺伝からと思われますが、頭が痛くなってしまいほとんど呑むことができません。
飯田自身が「再生への希望の裏にある、それぞれの時代性と死生観をどう伝えていくか」ということかもしれないと状況を真摯に受け止めながら考え、デザインや制作と共に心理学や現象、哲学なども学びながら、時々になりますが講演やワークショップをさせていただいています。
現在、新日鐵で「考える+動く=?!」という講演を6回連続で、各回100名弱へおこなっています。
数年にわたり講演させていただいていますが、それぞれの年により講演内容を変えています。これからも多くを学びながら続けていきます。
それから、face book作ってください!と多くのご意見ありがとうございます。なかなか其処まで手がまわらずすみません。
■東日本大震災、2011年3月11日(金)14時46分18秒(Mw) 9.0から、2年が過ぎました。
その日は、自然の脅威と、科学技術の危うさを思い知った日として、とても辛い日であり、気づきはじめていくきっかけになった日でもありました。
希望を持って再生していくために、心の痛みを切り捨てず、笑顔へ繋がることを願って、できることを助けていただきながら続けていきます。
震災とは直接関係はありませんが、数ヶ月前に「自責と現象について」の勉強会を開いたとき、サラリーマンの人で娘さんを事故でなくしているのですが、生きていくために生き続けるために、自分より優れている人と繋がり枯れていこうとする生きる思いを奮い立たせてるときがある との言葉は、とても重いものがありました。
下記のものは、日本フラフィックデザイナー協会主催 【東北復興支援チャリティ やさしいハンカチ展】出展、販売していたものになります。
■日本財団と関西の民間企業7社が連携した「職親(しょくしん)プロジェクト
「100名の少年院出院者・刑務所出所者の社会復帰を支援
」
受刑者へ授業をと依頼され、数年前に始めて受刑者と向き合った頃から、再犯の可能性や、その後の希望、社会復帰の難しさも再犯者から伝わってきました。(飯田めぐみ談)
それほど心理的にも甘くないだろうと思うこともありますが、この様な取り組みを、善悪という観点ではなく中立な視点で一つの取り組みの事実として、リンク先からご覧ください。→こちらからご覧いただけます。
■「ラジオ出演しました。放送は3月3日のひな祭りになります。」
1月28日、昨年のラジオ出演に引き続き、今年もJ-WAVE系列の札幌にありますラジオ局AIR-G 「飲酒運転をゼロへ(仮タイトル)」の収録で講演「希望へ繫がる未来」とワークショップ「酔った状態を疑似体験できるゴーグル」の収録をしました。放送は3月3日になります。
こちらは、飲酒運転に対する10代の思いを北海道内で公募し、選ばれた10代の一人が、2006年に福岡で起きてしまった飲酒運転による悲しい事故をきっかけに始まりました STOP DRUNK DRIVING PROJECTにて、作品を発表するための表彰式を兼ねたAIR-G主催の特別企画になります。
ワークショップの写真を取り忘れてしまいましたが、とても楽しかった!との感想や、これからもがんばってください。聞けて良かったですと感想をいただきました。ありがとうございます。
私は、1997年に妹を飲酒運転による交通事故で亡くしています。それを機に母がアメリカが母体となる世界最大のボランティア組織 であり、飲酒運転に反対するMADD AMERICAからライセンスを取得して、NPO MADD JAPANを2002年に設立しました。その代表を、母が亡くなりました2011年から務めています。
不定期ではありますが、口コミで集まってくる事故、自死、病死によって、遺された遺族の哀しみや葛藤、怒りの中で苦しんでいる状態の喪失感、希望をもち再生していくことを共有していけるように、それぞれが話す、対話の機会を設けています。
それぞれの心の痛みを聞くことは、事故、自死、病死により、いたんでしまう気持ちに違いがあることを、まざまざと知らされる機会となっています。そして、自責に呑み込まれてしまわないようにすることが、とても大切な希望への再生へと繫がっていくことを、飾ることができない裸のような状態の言葉などを聞くことで、多くの気づきをいただく機会となっています。
その場で交わされる生々しい程の気持ちを伝えてくる言葉を、切り捨ててはいけないと考えています。私ができるカタチで、制作したものを発表したり、プロダクトの製作、書籍化、不定期ではありますが2002年より麗澤大学、水野次太郎名誉教授(臨床人間学)のゼミやNPO、ボランティア論などでの講義なども含めて、これからも取り組んでいきます。
今後の活動にもご期待いただけますと幸いです。
まだ、至らぬ事がありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
羽田空港で、「応援してます!がんばってください」と話しかけてくださった女性へも心からの感謝です。
◎受刑者教育も引き受けているため、参考資料として読んでいた一冊からの抜粋:自らの後悔を表す方法として死刑を選んだものは少ない。多くは、自分を縛り付け、自由を奪う刑務所生活から逃れる方法として刑の執行を望む「死刑囚 最後の晩餐」タイ・トレッドウェル、ミッシェル・バーノン(著) 宇佐和通(訳)
上記の内容は、メタスタジオで私が書いているブログと同様の内容になります。
■「バレンタイン商品になりました」
LOFT WORKとFab cafe の企画「スイーツなマカロンアートで愛を伝えよう:マカロンアートコンテスト Love4you」コンペに、入賞しました飯田のデザインが商品になり、Fab Cafeで2月14日まで販売されていました。
かわいくてキレイですと言っていただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
2月16日、17日と多摩美術大学でおこなわれていた学内展に飯田が出展をしていました様子はまた近いうちに書きます。お越しいただきましてありがとうございました。
■原付以上運転者(第1当事者)の飲酒運転による2011年の交通事故は5029件で前年から9.4%の減少。改正道路交通法により飲酒運転に対する罰則等が強化された02年以降の減少が顕著で、10年前の約5分の1に減少。
◎内閣府による「飲酒運転根絶への交通安全対策」→こちらからご覧ください
■原付以上運転者(第1当事者)の飲酒運転による2011年の交通事故は5029件で前年から9.4%の減少。改正道路交通法により飲酒運転に対する罰則等が強化された02年以降の減少が顕著で、10年前の約5分の1に減少。
◎内閣府による「飲酒運転根絶への交通安全対策」→こちらからご覧ください
◎国土交通省による「飲酒運転の根絶に向けた取組」→こちらからご覧ください
◎国土交通省による「呼気吹込み式アルコール・インターロック装置の技術指針」→こちらからご覧ください
■2013年1月27日「交通事故をゼロへ 脳は嘘をつくという観点から秋田大学・水戸部一孝准教授の取り組み」
「交通事故は、ゼロでなければならないんです…』
その果てしない夢を、語る、秋田大学・水戸部一孝准教授。
「このままではいけない」と、地元への強い思いを胸に、水戸部は“交通事故ゼロ”を目指し、歩行者が事故に遭いやすいケースをスクリー ンに再現し、体感できる特殊な装置の開発に着手。 そして膨大な交通事故の分析作業の中から水戸部が生み出したのが世界屈指の“歩行環境シミュレーター。
直接は関係がないかもしれませんが、飲酒運転だけではなく、交通事故の悲劇が無くなることを願った取り組みになります。
■2012年9月末「書籍「喪失を贈り物に変える」が出版されました」
装丁のデザインもしました「喪失を贈り物に変える」、私の生い立ちから現在までを執筆しました「つくること 生きること 響くこと」。最後の頁で制作しているものも掲載しています。
こちらの書評が掲載されました雑誌は後日、掲載します。
『喪失を贈り物に変える』水野次太郎(臨床人間学名誉教授)編著 久美出版
新聞の取材、受刑者教育など、ひとつひとつをやりきるように丁寧に対峙していますので、こちらも後日。 |
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今後は、私自身の死生観などを起点として、進めていくことと会議で決定しました。「飲酒運転をゼロへ
」から、始まりましたMADD JAPANの活動。今後の展開にご期待くださいますと嬉しいです。
■「生きることの深さと向き合い楽しみながら『死生観』をベースに」
生きることの深さと向き合い楽しみながら『死生観』をベースにできることがありましたら、ワークショップ、講演、講義、作品の制作、展示などメールまたは電話にてお問い合わせください。どうぞ宜しくお願い致します。
■「専門的な取り組み」
「Mothers Against(MADDの略)は、人として生きる深さや愉しみと再生していく希望と向き合っています。母親、父親、男性、女性というわけかたではありません。
■「著作権について」
デザインのディレクションを普段はしてますので、MADD JAPANは著作権にも重点をおいています。
代表:飯田めぐみ
■「美味しい食事と楽しいお酒のススメ」
飯田代表は、個人的には、遺伝からお酒をほとんど飲めませんので「飲みながらのコミュニケーションは節度を守りながら」と美味しい食事をお薦めしています。社会的にある程度の割合をしめてしまっているアルコール依存についての症状は、専門ではありません。
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